現代は女性が家事や育児だけでなく、社会でも働き多くのストレスを抱える時代です。

そのため男性と同じような年齢やストレスに応じた健康対策はもちろんですが、女性ならではの体調の悩みにも気を配りたいもの。

特に月経前症候群(PMS)は、生理がある女性の8割が体験しているといわれています。

それにもかかわらず、社会全体の理解が足りないと感じることは多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、月経前症候群(PMS)についてとその症状を緩和するチェストベリーとツキミソウ、さらには他の緩和方法についてご紹介します。

女性ホルモンのバランスが乱れる月経前症候群(PMS)とは?

月経前症候群(PMS)とは

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)というふたつの女性ホルモンのバランスが乱れることを「月経前症候群(PMS)」といいます。

生理周期が 28 日の場合、排卵は生理の 14 日前に起こります。エストロゲンは女性らしさを作るホルモン、プロゲステロンは妊娠を助けるホルモンです。

このふたつの分泌が正常であれば問題ないのですが、排卵後にはバラ ンスを乱すことがあり、その結果としていろいろな不快症状を招くのです。

実際に「日本産婦人科学会」公式ホームページの原因にも、ホルモンバランスにより引き起こされることが原因だろうという旨の記載があります。

月経前症候群(PMS)は具体的に、月経前の3日~10日前から症状が現れます。症状は精神的症状から身体的症状まで多岐に渡ります。

月経開始とともに軽減することもあれば、継続することもあり個人差のある病気です。

心の症状と身体の症状

心の症状として主に、いらいら、落ち込み、そわそわなどの症状があります。また身体の症状として、胸の張り、腰痛、肌荒れ、頭痛などが現れます。

具体的な症状は「日本産婦人科学会」のホームページの記載を確認してください。

精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。

(日本産婦人科学会公式ホームページより)

身体に現れる分かりやすい具体的な症状としては以下の通りです。毎月、このような症状が出ていないか確認しましょう。

  • なぜかイライラする
  • 落ち込んでしまう
  • やる気が出ない
  • ふと不安になる
  • 体調が優れない
  • 腰回りが思い
  • 昼間眠たくなる

治療法

月経前症候群(PMS)の治療法は以下の通りです。

  • 症状を日記につける治療

症状日記と呼ばれる日記を付け、自分の症状やサイクルを把握する治療法

いつから症状が出るかなど知ることで、対策を講じることができる。また、症状と上手に付き合うきっかけになる。

  • 薬による治療

低用量ピルや排卵抑制する薬、また症状に対する薬を内服する治療法。

漢方薬も有効で、むくみや精神的な不安に効果的。症状を抑えることでできるが、個人差がある。

主にこのような治療が行われています。しかし症状も程度も個人差が大きく、治療法はこれ以外にも様々です。

症状が現れても病気に無自覚で、病院に行っていないという人も多い現状があります。こちらの治療法についても、日本産婦人科学会公式ホームページより確認可能です。

症状日記は、多くの月経前症候群の患者に用いられる方法です。いつ来るか分からない症状に不安を覚え、精神的に疲労することも多い月経前症候群。

その症状のサイクルを知りコントロールできることは、多くの患者の希望となっています。

なぜ、チェストベリーとツキミソウで症状が緩和するのか?

症状が緩和する理由

チェストベリーとツキミソウは、女性ホルモンのバランスを整える効果があり月経前症候群の症状を緩和してくれます。

チェストベリーの効果

「イリトイド」や「フラボノイド」といったチェス トベリーの成分は、脳下垂体から分泌される黄体形成ホルモンの生産を促します。

すると、プロゲステロンの分泌が活発になります。 プ ロゲステロンが十分に分泌されると、エストロゲンとのバランスがとれ、月経前症候群の改善に繋がるというわけです。

2000年発表の「女性の健康とジェンダー学会誌」によるとドイツの研究機関で月経前症候群に悩む患者1634人を対象に、チェストベ リーを投与する実験を行っています。

すると93 %の患者が月経前症候群が改善したと回答。医師の 85 %がよい治療効果をもたらすと評価しています。

ツキミソウの効果

またツキミソウは、月経前症候群で不足するといわれる「γリノレン酸」が豊富で、症状を緩和するといわれています。

実際に月経前症候群に悩む女性に、γリノレン酸やビタミンB6を投与した結果症状が改善したという臨床データも。

チェストベリーやツキミソウは、ハーブだけでなくサプリメントとしても販売されています。そのため気軽に摂取することができ、手軽な点もおすすめです。

その他に症状を緩和する3つの方法

月経前症候群は、根本的な原因が解明されておらず様々な要因で悪化します。その中のいくつかの悪化する要因は、日ごろのセルフケアで取り除くことが可能です。

ここでは、症状の緩和に有用な方法3つをご紹介します。

ストレスのない生活を送る

ストレスは、ホルモンバランスや自律神経を乱し症状の悪化につながります。

なぜなら、ストレスにさらされることで、身体が緊張状態となり血行不良や睡眠不足につながるからです。

そのため月経前症候群の症状に合わせ、ストレスがかからないような工夫が必要です。

アロマテラピーなども有効である。一方で月経困難への恐怖と心理的ストレスを軽減することも大切である。

昭和大学医学部産婦人科学講座 白土なほ子「PMS,PMDDの診断と治療ー他科疾患との鑑別ー」より

例えば自分の趣味に没頭したり、アロマテラピーを行ったりして心身のリラックスを図りましょう。

食事に気を付ける

イライラしがちな月経前症候群は、血糖値のコントロールがうまくできないことで気分が落ち込みます。

急激な血糖値の上昇は、血糖値の急な下降につながるもの。急な下降は、食欲が沸いてイライラすることも。

このような状態にならないためにも、甘いもの(チョコレートや菓子パン)は避ける必要があります。

また、1日の食事量を変えず、食事回数を4~5回に増やすことも血糖値が安定するためおすすめです。

適度に運動する

適度に運動を行うことでも、血行や代謝が促され月経前症候群の症状が緩和します。

血行が良くなることで体が温まり、むくみや腰痛を改善してくれるのです。また気分転換にもなり、憂鬱な気分を変えてくれることも。

軽症から中等症のPMSは規則的な生活と運動、ストレス管理・緩和をお紅葉指導し、温熱療法や低脂肪食・ビタミンB6、ミネラルの豊富な食事も効果があることを伝える。

昭和大学医学部産婦人科学講座 白土なほ子「PMS,PMDDの診断と治療ー他科疾患との鑑別ー」より

ストレッチや散歩は運動だけでなく、リラックスさせてくれる効果もあります。激しい運動をする必要が全くありません。

体が温まり、適度にリラックスできる軽い運動が適切です。1日10分程度でも取り入れてみると、効果を実感できるかもしれません。

毎日の健康習慣にハーブを取り入れ生活の質を高めよう

月経前症候群(PMS)とは: 女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)というふたつの女性ホルモンのバランスが乱れること 。

チェストベリーとツキミソウの効果:チェストベリーは黄体ホルモンの分泌を促進し、ツキミソウはγリノレン酸を豊富に摂取できるため、症状の緩和につながる。

月経前症候群(PMS)の症状緩和に:血行不良の原因になるストレスを避ける。血糖コントロールをする。適度な運動を行う。これらのセルフケアで症状緩和につながる。

これらの三つを押さえれば、無理なく月経前症候群の症状をコントロールしていくことができます。

PMSは生理が安定する18 歳くらいから、更年期に入る 45 歳くらいに多くなる病気です。

いいかえれば妊娠・出産に適した時期であり、最近では女性が社会で活躍する年代でもあります。

そんな時期だからこそ賢くPMS対策をして、快適かつ充実した生活を送っていただきたいと思います。

その際はぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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